動物供養墓

 近年、犬や猫等をペットとして飼うだけでなく、家族の一員として生活を共にする方が増えてまいりました。そして、動物たちは多くの場合、人より先にその寿命を終えます。その最後を手厚く供養し葬ってあげたいと考える方々からご相談をいただくようになりました。そこで当山は、皆様のお気持ちを大切に考え、動物供養墓を建立することにいたしました。
 動物は私たちの心を癒し、時に生きがいを与えてくれる存在です。そんな動物たちの最期が、皆様に暖かく見守られ供養される事を当山は心より願っております。
 供養を希望される方、または質問等はお気軽にお問い合わせ下さい。

火葬された動物のお骨を合祀し、永代納骨供養をすることが出来ます。

供養料は、動物の大小に関わりなく 20,000円(納骨料込み)です。

 この供養墓のご本尊は、伐折羅(ばさら)童子です。伐折羅童子は、薬師如来の眷属(けんぞく)である十二神将の内の伐折羅大将から、籔内佐斗司氏の考案により新たに生み出された童子像です。伐折羅童子は、右手に仏の智慧を表す利剣を、左手には願いを叶える宝珠を持っています。周りには、身近な動物の代表として、犬・猫・鳥・魚を遊ばせています。

十二神将のご真言 オン クビラ ソワカ
伐折羅大将のご真言 オン バザラ ソワカ



 
十二神将は、薬師如来の眷属(如来や菩薩と人との間を取り持つ存在)や分身と考えられています。
伐折羅大将は、十二支の内の丑(うし)歳や丑時(午前1時〜午前3時)の守護神です。
本地(ほんじ=本体)は、勢至菩薩(せいしぼさつ)とされています。諸説ありますが、勢至菩薩は八大菩薩の一とされ、胎蔵曼荼羅の観音院に属します。

 
伐折羅は、サンスクリット語(=梵語=インドの昔の言葉)のバジュラの音訳で、金剛(こんごう)=ダイヤモンドのように固く壊れない仏の智慧を表ともいわれます。